暗号資産・暗号通貨について全くの初心者の方に向けて、ほんの少しだけ用語集を作ってみました。徐々に増えていくかもしれません。
- テラバイト・T・TiBって何ですか?
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情報の大きさを表す単位で、1,000メガ=1ギガ、1,000ギガ=1テラ、1,000テラ=1ペタです。厳密にはTとTiBは異なるのですが、ほとんどの場合で物理的なハード容量を指しており、この容量単位でマシンの利用権をレンタルするというのが一般的です。
ただ、この容量はマシンのスペックのほんの一部を示す基準でしかないために(CPU・メモリ・ソフトウェアなど他の要素があります)、同じ1テラバイトでも同じ枚数をマイニングできるとは限りません。たとえば、A社のハード1テラを動かしているマシンとB社のハード1テラを動かしているマシンのマイニング効率は異なります。
このような理由でテラバイトの単価でマイナーを選ぶのは賢い選択ではありません。モニタリングサイトから算出することも可能ではありますが、Space Raceの結果を参考にするのが賢明です。
- そのそも暗号通貨のマイニングとは何をするのですか?
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そのコインのやり取りの手伝いをする事でコインを少しずつもらう行為を指します。暗号資産業界ではコインの存続にかかわる根本的な部分を世界のみんなで少しずつ手伝う事でコインを成立させていきます。
ファイルコインにおけるマイニングでは、IPFSの成立に欠かせない業務を肩代わりする事でFILを取得していきます。これまでのマイニングと比べて、マシンパワーではなく採掘技術やネットワークの安定性が大きく問われるような仕様になっています。
- 「メインネット開通」とは?
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独立したブロックチェーンが本番稼働を開始して、コインそのものが世に放たれる事を指します。テストネットとは開発者が新しい機能を追加して、その挙動を検証するテスト環境です。テストネットのうちは、当該の暗号通貨そのものはまだ世界に存在していない状態であるとも言えます。
ファイルコインは2020年10月15日にメインネットが開通されました。ICOで販売されたりSpace Raceの報酬として配布されたりするものは、将来的にコインを手に入れる権利であると捉えると分かりやすいでしょう。
- マイニング業者・マイナーとは?
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多くのファイルコインマイニングは、以下のステークホルダーで成立しています。
- マイナー:マイニングできる技術を持った会社=マイニング会社
- その会社から機械を仕入れて小売りする業者
- 業者から購入するユーザー
多くの場合、われわれユーザーが業者を選んだ時点でマイナーが自動的に決まります(ほとんどの業者が一つのマイナーと1:1の契約となっているからです)。そういった事情から、投資の基本である分散投資をファイルコインでする場合は、いくつかの業者に分散させて、それぞれが契約しているマイナーのストレージを購入する必要があります。